ケーブルトラフ

ステンレス鉄筋で補強したRCケーブルトラフについて

 ステンレス鉄筋は耐食性が極めて高い材料のため、RC構造物の鉄筋かぶりを小さくすることができます。もっとも厳しい塩害環境の飛沫帯においても、ステンレス鉄筋(SUS304またはSUS316)の場合は鉄筋腐食が生じません。従来のケーブルトラフは鋼製のため、定期的な塗装や交換等のメンテナンスが必要です。これに対し、ステンレス鉄筋を用いたRC製のケーブルトラフはメンテナンスフリーとなります。
 ここでは、埠頭などに設置されている門形クレーンのケーブルトラフ(ケーブル収納用のトラフ)にステンレス鉄筋で補強した二次製品を使用した事例を紹介します。

適用事例

 横浜埠頭公社発注のケーブルトラフのリニューアル工事(延長164m)にステンレス鉄筋(SUS304)で補強したRCケーブルトラフが採用されました。このケーブルトラフでは鉄筋のかぶりを15mmまで小さくして薄肉軽量化を図ることができました(写真左上)。このため、鋼製からの材質変更が適用が可能となりました。写真下(左右)にリニューアル前と後のケーブルトラフの状況を示します。


▼SUS−RCケーブルトラフの構造・配筋図および外観


▼ケーブルトラフのリニューアル